絶好のお花見タイミングでしたが、あいにくの冷たい雨・・それでもお花見に訪れるインバウンドの方や、ご家族連れなどが撮影する姿が、ヒルズマルシェ会場に続くスペイン坂では散見されました。
しっとり雫をまとった桜は香りを強く放つので、それはそれで格別な見ごろです。
桜は美しい時期ですが、春は別れの季節でもあります。
「常連さんが海外に転勤になってしまったため、最後に大量買いしてくださった」という記念買いのお店もチラホラあって、出店者さんと事務局共々寂しさがこみ上げましたが、また新しくアークヒルズへお越しの方にもヒルズマルシェのファンになっていただくべくもちろん努力し続けていきます。

久しぶりの雨と寒さの中での凍えるマルシェでしたが、そんな中でも常連さんは変わらずお越しくださり、出店者さんを気持ちの面でも売上面でも支えてくださいました。
古参出店者さんの千葉県いすみ市「たんのファーム」さんが復活しました。
トレードマークのミニトマトはもちろん、お花の栽培も始め、少しずつ品目を増やしつつここから継続出店されます。
初出店の「KUSAKA VINEYARDS」さんは、自らブドウもつくりワインもつくるという非常に珍しい新規就農者さんです。
ブドウ生産者さんからワインを購入するチャンスはなかなかないので、お客さまも驚くとともに大変喜ばれていました。
ワイン品種でつくるブドウジュースも人気です。

ストロベリーフェスティバルを2019年ぶりに本格開催することができ、大変多くのお客さまにご来場いただきました。
急遽、静岡のいちご農家さん「さくらい農園」さんが出店くださり、農家さんから直接いちごを購入できるマルシェらしいお店から、いちごを使ったスイーツもあちこちのお店で並び、いちごのお酒や春らしいロゼワインも。
ワークショップコーナーでは“いちごの花かんむり”ワークショプや、春らしいテラリウム、エターナルフラワーの春爛漫な作品など、マルシェ会場全体でいちごを楽しみながら春を感じられる開催となりました。

1年ぶりのサウスタワー開催でしたのでお客さまが来てくださるか非常に心配でしたが、いつもの常連さんが次々と訪れてくださり、店主ともどもほっと安堵しました。
それどころか閑散とした時間がほとんどなく、常にお客さまが会場に滞在されていたほどの賑わいがあり、いつも以上に加工品のお店も手応えがありました。
会場が両側一直線だったことでお客さまからも真っ直ぐ歩けば1店舗ずつのお店が目に入ってくるため、見やすかったのかもしれません。
既存の店舗についても、これまで以上に知っていただく機会になりました。