出店者さんが、野菜を並べ終わる前から次々と買われていき、さながらお店とお客さまの競争のようになっていました。。
野菜の収量は少ないままで、高温続きに泣かされてきましたが、今週は少し雨がちで気温もそこまで上がらずホっとできそうです。
「ノザワ農園」さんのブドウは、毎週のように今年ラストの品種があるので、気がぬけません。
開始1時間もたつと希少品種は、完売状態になってしまいますので、早めの時間帯にお越しいただくのがオススメです。
1ヶ月半ぶりのご出店「シーズニングラボ」さんでは、定番のハーブソルトやカレースパイスに加え、この時期"ピクルスミックス"が人気。
簡単に本格的なピクルスができる優れものです。

野菜・果物不足はヒルズマルシェでも他人事ではなく、生産者さんもお店も、野菜や果物が育たなくて困っています。
梅雨が明けるまでの長雨で育たず、その後の猛暑で育たず。
また、最も暑い時間帯を避けて10時過ぎの開店直後がお客さまのピークタイムとなり、お昼過ぎにはほぼ売り切れになってしまうお店も多く「いばらき市」さんも早めに店じまいされました。
久々にアラブ食材のお店「ファラーフェル・マクデス」さんと発酵食材のお店「Atelier de Koji」さんがご出店。
アラブのオリーブオイルも発酵食材も、健康志向が高まる中でお客さまの関心大。
体つくりをサポートしてくれる食べ物で底力をつけたいですよね。

梅雨が明けた途端、一気に夏本番。
ヒルズマルシェのお客さまも少しでも早めの時間に買い物をされたいので、正式な開始時間は10時ですが、もう9時には集まってこられてお買い物が始まります。
ちょっと慌てて準備を早める出店者さんたちと「暑いわね～」「今日はアレある？」などと会話しながら、準備を待ちつつお買い物を始めるお客さま、毎年の夏の光景です。
こうした季節によるお客さまのご来場時間の変化も、マルシェがお客さまの生活に一部になっている証だな、と一体感を感じられて嬉しいものです。
この日の珍しい一品は、三重県の生キクラゲ。
湯通しして、お刺身としてわさび醤油で食べるとむちむちコリコリ。
一枚が手のひらサイズの大物でした。

山梨県南アルプスで生産する「ノザワ農園」さんの桃が真っ盛りです。
長雨の影響で、今年は半分くらいが実際には商品にならず、毎週、綱渡り状態で出店してくださっています。
それでもマルシェで並べられている桃は、ちゃんと甘味もあって美味しい。
これは生産のプロである野沢さんの、陰の努力あってこそなんです。
特に果物は、実るまで時間のかかる商品。
数年先に人気になるであろう品種を予想し、かつ天候にも強い品種を選んで生産しているなんて、急に野沢さんが勝負師に見えてきますよね。
野沢さんに限らず、生産現場では日々試行錯誤が繰り返されています。
長かった梅雨もやっと明けました。
待っていた太陽をたくさん浴びて美味しくなあれ。